夏が旬の果物の中で一番大好きなのが桃です。
たっぷりとジューシーな果汁にとろけるような食感!
香りも豊かで、桃を買って帰ると袋の中を諭吉&杏がクンクンしに来ます。
さすがは犬ですね。大好きな物は見逃しません。
人にとってはカテキン・カリウム・マグネシウム・ビタミン類・植物繊維など、とても美味しく体にとってプラスになる有効成分が豊富に入っている桃ですが、犬が食べても害がある栄養素は含まれていないのか?詳しく調べてみました。
犬に桃を食べさせても大丈夫!
みかんなどの柑橘類・りんご・いちご・バナナなどと同じように犬も桃を食べても大丈夫です。
ただし、気をつけないといけない点が少しあります。
犬に桃を与える時の注意点
桃
学名:Prunus persica
分類:バラ科サクラ属
落葉小高木
原産地:中国
ごくまれにアレルギーを引き起こすこともあります。
アレルギーに敏感なわんちゃんは、初めて与える時は少量または果汁だけを与えてみて様子をみることをお勧めします。
犬に与える時は必ず皮を剥いて種を取ります。
桃の皮には実にはない栄養がたくさん含まれていますが、産毛や残留農薬の可能性があるため身体の小さな犬は食べない方が良いでしょう。
種にはアミグダリンという成分があり、加水分解されると青酸中毒になり最悪死亡します。
同じバラ科サクラ属の植物で杏(あんず)・梅(ウメ)・枇杷(ビワ)にも同じ中毒物質が種に含まれていますので人でも、食べ合わせや大量に食べる場合は注意が必要です。
食べさせる時は、実を食べやすい大きさにカットして与えすぎないようにしましょう。
1日に与える量は目安として1日に与えるドッグフードの量の三分の一までにしましょう。
人の加工食品、桃のゼリーやお菓子類などは添加物・保存料・塩分・糖分などが入っているため駄目です。
余談ですが、植物も、果肉は食べて欲しいけど、子孫を増やしたいから種の中身は食べられたくないのです。
鳥は丸飲みしてどこかで種を蒔いてくれますよね。
風で飛ばすのも良し、鳥に運んでもらうのもよし。
もしかすると、人が一番、罠にハマってたりしてね。
よく考えてますね。
桃の栄養素と有効成分
桃は、クエン酸・リンゴ酸を多く含んでいるので夏バテや疲労回復、食欲増進に効果があります。
抗酸化力の強いカテキンも含まれているのでガン予防や老化予防にも期待できます。
桃の食品成分表
桃(可食部100gあたり) | |
---|---|
エネルギー | 40kcal |
水分 | 88.7g |
たんぱく質 | 0.6g |
炭水化物 | 10.2g |
灰分 | 0.4g |
ナトリウム | 1mg |
カリウム | 180mg |
カルシウム | 4mg |
マグネシウム | 7mg |
リン | 18mg |
鉄 | 0.1mg |
亜鉛 | 0.1mg |
銅 | 0.05mg |
ビタミンB1 | 0.01mg |
ビタミンB2 | 0.01mg |
ビタミンB6 | 0.02mg |
ナイアシン | 0.6mg |
パントテン酸 | 0.13mg |
ビタミンC | 8mg |
ビタミンE トコフェロールα | 0.7mg |
植物繊維総量 | 1.3g |
※0.00mg以下は省略。七訂日本食品標準成分表参照
カテキン
カテキンはお茶に含まれることで有名ですよね。
ポリフェノールの一種で抗酸化作用・活性酸素消去作用があり、糖尿病・高血圧・心臓病・動脈硬化などの成人病の進行を抑えガン予防や老化防止にも期待できます。
カリウム
主要必須ミネラルの電解質のひとつで、細胞が正常に機能するためには欠かせない栄養素です。細胞内液、心臓機能、筋肉機能の調整をしナトリウムと共に体内のバランスを保っています。体内のカリウムの調整は主に肝臓が司っています。カリウムが不足すると脱水症状・筋力低下・不整脈など、逆に過剰摂取すると高カリウム血症となり不整脈を引き起こします。
ビタミンC・E・B類
桃に関わらず果物にはビタミン類が多く中でもCとEの相乗効果でガン予防やビタミンB6は皮膚炎の予防が期待できます。
ペクチン
植物繊維の一種で整腸作用があり便秘解消に効果があります。その他コレストロールを下げ、血糖値の上昇を抑える効果があります。
カルシウム
犬のカルシウムの必要量は人の10倍と言われています。AAFCO基準値を満たしているドッグフードを与えていると心配する必要はありませんが手作りごはんや偏食などで低カルシウム血症や逆に過剰な摂取は以下のような症状になります。
低カルシウム血症 | 急性肝不全・慢性肝不全・甲状腺機能低下症・急性膵炎など |
---|---|
カルシウムの過剰摂取 | 肝臓機能の低下・結石・骨の形成異常など |
マグネシウム
マグネシウムはカルシウムとリンと共に骨や歯を構成する重要な栄養素です。不足すると骨粗しょう症・低カルシウム血症・糖尿病・心疾患・痙攣・神経や精神疾患などの症状が起きやすくなります。
リン
カルシウムと共に骨や歯を形成し強化する大切な栄養素です。カルシウム・リン・マグネシウムのバランスが大切で、リンの過剰摂取でよく聞くのはストラバイト尿結石です。肉類では含有量が比較的少ないのが七面鳥(ターキー)になります。
ナイアシン
ビタミンB群の一種で三大栄養素である『糖質』『脂質』『たんぱく質』の代謝、エネルギーの変換にかかわり、酵素を助ける補酵素として働いています。犬の場合、必須アミノ酸であるトリプトファンから合成されますがそれだけでは1日の摂取量に満たないためドッグフードやサプリなどで補います。
桃ってすごい栄養効果やね!
美味しいだけじゃないねんなぁ
毎日食べたい!!
あんたらスーパー行ったことないと思うけど桃って高いねんで・・・
食べさせてみました
待てしてます。美味しいものがある時は何でも言うこと聞きます!
はい!どうぞ!
秒で完食です(笑
季節の旬の果物は美味しくて人も犬も栄養豊富なものが多いです。
おやつやフードのトッピングに適量を与えるとワンコも大喜びしてくれます。
秋になるとクリーム色でひょうたん型の変わったかぼちゃを見たことはありませんか?バターナッツかぼちゃといって、れっきとしたかぼちゃなんです。見慣れないし、どうやって食べるの?って思ってしまいますよね。犬も食べられるバターナッツかぼちゃ。下ごしらえ、栄養素、保存方法、美味しいレシピまでバターナッツかぼちゃ必勝法です。