嘔吐と下痢をおこし、動物病院で一人残って半日点滴を受けた日から1週間近く経ちました。
お陰様でゆきっちゃんはすっかり元気になってごはんもしっかり食べています。
愛犬にも飼い主にもうれしい宝塚北SAのドッグラン。その他、建物内、外の設備やお買い物コーナー飲食など実際に何度も利用して詳しく説明しています。
点滴の針が刺さっているのに暴れまくる諭吉
点滴をした日に
『明日も具合が悪かったら引き続き点滴を続けましょう。元気だったら家で外してください。』
と獣医さんに言われて点滴の針(金属ではなくフニャフニャの樹脂性でした)を諭吉の右前足にそのまま残して帰宅したのです。
動物病院で点滴をしてもらっているときはとても大人しくしていた諭吉ですが家に帰ってきたとたんホッ!としたのか暴れまくりのゆきっちゃんです(笑
次第に点滴のテープを気にし出して物に擦り付けたり噛むようになってしまいました。
何よりも、ごく自然に右前脚を床におろした時、人間でいえば、手首から少し肘に近いところの甲側に刺さっていて、それをぐるぐる巻きにしてあるので、歩くにはちょっと支障がありそう。
仕方がないのでテープを外して中の点滴用の針を抜くことにしました。
自宅で点滴の針の抜き方
まずは巻いてあるテープをそっとはがします。
点滴用の針が見えてきました。
黄色のキャップを外してそこから点滴液やお薬を入れるんですね。
テレビで「ルート確保」と言っているのはこのことなのでしょうね。
毛がテープに絡んでうまく取れないときは水でテープを湿らせて毛が絡まないようにそっと外します。
針を抜く時に出血します。
でも、犬の血は血を固まらせる血液成分の働きが人よりもはるかに強く、押さえていればすぐに血は止まるので清潔なガーゼで押さえておきます。
ちょっと痛々しそうだけどすぐに血が止まりました。
止まった後は、お風呂でぬるま湯でかかり湯状態にして毛の中にたっぷり含ませ、血液が毛の間に残らないようにしました。
血液とはいえ、体外で残ると微生物が分解して不衛生になりますからね。
タオルで固めるようにして握り絞りして水分を取ると、傷口を見てももうどこだったのか分かりません。
諭吉も気にしていないのでしばらくは様子見です。
点滴で回復したせいか諭吉はとっても元気です。
犬の点滴ってどんな時にするの?
犬の点滴の場合、比較的軽症な時は皮下点滴と言って皮膚と筋肉の間に針を刺して補助剤液を投与します(重症な場合は静脈にします。普通、点滴というのはこれですね)。
どんな症状の時に点滴が必要かと言いますと、嘔吐や下痢などで軽度の脱水症状がみられる場合や、慢性肝臓病などの脱水症状を防ぐためなどに行われます。中身は水分と一緒に電解質を補充します。
獣医さんが注意するのは、栄養補給と、いわゆる浸透圧を体液と同じにすことです。あまり聞きなれないかもしれませんが、浸透圧が違いすぎるとけっこう深刻なことになります。
体液より薄いと細胞や赤血球に水分が入っていって破裂させてしまいます。
濃いと、細胞や赤血球から水分を奪ってしなびさせてしまいます。
本文とは関係ないのでこれくらいで。
今回の諭吉の場合は、静脈点滴になりました。
今回の動物病院にかかった費用
少々お高めの動物病院ですが、何はともあれ元気になってよかったです。
後日、ペット保険で70%が戻って来ました。
まとめ 犬の点滴の針をお家で抜きました&かかった動物病院の費用
お家で点滴の針を抜くことはあまりないかもしれませんが、もし抜かないといけない場合は飼い主さんが不安になるとわんちゃんまで不安になりかねません。
ゆっくり落ち着いてくださいね!
血液検査で肝臓、膵臓、腎臓の数値が高いことがわかってからドッグフードから手作りごはんに変更。処方されたお薬やサプリメントで下がってきた経過をお伝えします。