犬に薬を飲ませるための必勝法!【今まで試した結果を全てご報告】

動物病院で処方された薬やサプリメントをすんなりおやつのように食べてくれたらいいのですが、初めは警戒してなかなか口に入れてくれません。


飼い主さんたちがひと苦労されているのをよく耳にします。


桜《普通2》左

人はお水と一緒に薬を飲むけどワンコは自分でそれできないよね


杏《ペッペやわ》右

ドッグフードもペッペ!やのに薬なんてもっとペッペやわ!


諭吉《普通2》右

僕はごはんに入っていても全部食べるよ!


杏《普通》左

うちはいつも諭吉が全部食べてからご飯たべてるよ


諭吉《えっえ?2》右

えええええっ?


“桜《し〜〜ん》右”

薬って言ったって、病気で処方された薬やサプリメントや!なんか、かんちがいしてへんんか・・・


F沢《笑》左

どうしても飲まないとダメな時は飲まないとね!


我が家も、あの手この手を使っていろいろ試しましたが、今はすんなり薬を飲んでくれるようになりました。


そこで今回は、今まで試した成功例と失敗例をあわせてお伝えします。

薬やサプリメントの種類【薬のタイプによって飲ませ方が違います】

薬の種類 どんな薬があるのかな?


お薬の種類

  • 錠剤
  • 粉末
  • カプセル
  • ソフトカプセル
  • 液体やシロップ

カプセルの注意点中身は粉末の場合が多いですが、服用してすぐに溶け出すこなぐすりと違い、胃腸管内で溶けるようにわざわざカプセルに入れて時間かせぎしています。

取りだして服用するのはタブーです。


ソフトカプセルの注意点ソフトカプセルは人のサプリが多く、ビタミンE剤などによく使われているラグビーボール型の中が液体のやわかいカプセルです。


わんちゃんにも服用する飼い主さんも多いと思いますが獣医師に聞いてみると針で刺してフードやおやつにたらす方法で良いそうです。


服用する場合は、サプリの製薬会社または獣医師に相談することをおすすめします。



お薬やサプリメントでもこれだけの種類があります。


お薬に味がついているならまだしも慣れないものや少しでもにがみがあったら吐き出してしまいます。


飲ませる方の飼い主にも、もちろん飲まないといけないわんちゃんにもお互いにストレスがない上手な飲ませ方を薬のタイプ別に書いてみました。


薬を98%の確率で飲んでくれる必勝法

1番は、ごはん前に好物のお肉にはさんだりおやつに混ぜることです。


1番手っ取り早い方法は、ごはんを必ず完食するワンちゃんは、ごはんに混ぜれば一緒に食べてくれますが、食の細いわんちゃんや残してしまうわんちゃんには向いていません。


肉、野菜、ヨーグルトなどを使うときに、犬用以外は調味料や添加物の入っていない物を与えてください。

錠剤とカプセル

わりあい飲ませやすいタイプです。

上を向かせてのどの奥に薬を入れる

上を向かせてのどの奥のベロの上に薬を置いて、すかさずおやつをあげると薬とおやつを一緒に食べてくれます。


しかし、お口を触らせてくれない、かみぐせのあるわんちゃんには向いていません。

大好きなお肉にはさむ

犬に飲ませるために、お肉に挟んだ薬

お肉、骨のない魚を一口大のサイコロ型に切って切れ目を入れ、薬をはさみます。


おやつを与えるようにして食べさせます。

犬用おやつの『ワンちゃん専用 おっとっと グランデリ』を使う

『犬用おっとっとグランデリ』小分けタイプ

中が空っぽになっている犬用おやつがあります。


『犬用 おっとっとグランデリ』がそのタイプなのですが、空っぽのおやつの中にお薬を入れて与えます。


我が家ではこのやり方がとっても助かっています。


犬用おっとっとグランデリにお薬を入れる

ペットショップやホームセンターのペット売り場などで見かけます。


ネットではこちらから『犬 おっとっとグランデリ』
Amazon
楽天

粉末やソフトカプセル

飲ませにくいと思うかもしれませんが、じつは1番飲んでくれるタイプです。

無糖ヨーグルトに入れる

小岩井無糖ヨーグルト

ヨーグルトが大好きなワンちゃんはわりと多いと思います。


小さじ1程度のヨーグルトに粉末のお薬を混ぜて、うつわや手のひらに置いてぺろさせます。


お砂糖の入っていないプレーンタイプの無糖ヨーグルトがおすすめです。

ヤギミルク【濃いめ】

ヨーグルトと同じでヤギミルクも大好きなワンちゃんが多いです。


コツはヤギミルクを少しのぬるま湯に溶いて濃いめのペースト状に仕上げ、粉のくすりを溶かしてあげることです。


水分が多いと薄く感じてお薬の味が勝ってしまい飲まなくなることがありますのでなるべくヤギミルクを濃くしてください。

液体やシロップ

液体とシロップの薬と針のないシリンジ(注射器)

シリンジ(針のない注射器)またはスポイド

液体系のおくすりの場合は、動物病院でもらえるシリンジ(針のない注射器)が1番飲ませやすいです。


少し口を開けさせて、少し上向きにして横からシリンジまたはスポイドをプッシュして飲ませます。


もし、いただいたおくすりと一緒に入っていなかったら動物病院の受付に聞いてみてください。


お口を開けてくれないわんちゃんには、はじめにおやつをあげると2回目もすんなり開けてくれる可能性大です。


飼い主さんが緊張していたりイライラするとわんちゃんに伝わってしまって、わんちゃんも緊張してしまいます。


いつものおやつごをあげるようにリラックスして接してあげてください。


お薬を飲んだ後は必ずいい子いい子しておやつをあげる。


お肉やおやつにはさんで成功しても、必ずいい子いい子して同じお肉やおやつでも良いのでご褒美をあげると『おくすり』という言葉だけでシッポがフリフリになります(笑


これ、けっこう重要です。

お薬の飲ませ方【失敗談】

今までの失敗談と注意点をざっと並べてみました。

ごはん(ドッグフード)と一緒に入れたけどお薬だけ残された。
普段は完食するワンちゃんでも、体調が悪くて病院へ行っているのですから普段と同じように体調が万全で食欲があるとは限りません。

また、にがさや普段入っていない物に気づいて、お薬だけフードボールに残っていた事もありました。

大好きなおやつやお肉にはさんで食べさせたはずなのに床や、ハウスの隅に落ちていたことがあります。


噛んだ時にお薬に気がついて薬だけ吐き出した可能性もあります。
口の横に付いてしまって床に落ちた可能性もあります。

食べたからと思って安心せず、食べさせた後は必ず最後まで食べたか、お口に付いていないか確かめる必要があります。

多頭飼いならではの失敗【フィラリアのお薬】

犬用フィラリアの薬、イベルメックDSP錠

今はこちらのタイプのフィラリアのお薬を飲んでいるというか食べているのですが、以前は錠剤でした。


2匹に飲ませたはずなのに床に1つだけ落ちていたのです。


しかも、諭吉か杏かどっちが吐いたのかわからないのです。かなり焦りました。


病院に相談してみると、どっちかは服用しているので3~4日後にもう一度2匹に飲ませましょうとのことでした。


それ以降食べるタイプのお薬に変えて、おやつのようにしてごはんとは別に手からあげました。これならどっちが食べたか食べなかったかがよく分かります。


まとめ

飼い主さんが緊張すると敏感なだけに、わんちゃんも何事かと思いお互いが緊張してしまいます。


まずはお互いにリラックスすることが大事です。


どうしても飲ませられない場合は獣医師に相談してみましょう。


例えば、錠剤を粉末に変更できる場合もあります。

杏《笑顔》左

薬なんかマジ、ペッペ!やけどお肉と一緒やったら食べたっても良いで!


諭吉《普通2》右

僕はポテトと一緒がいいな


桜《し〜〜ん》右

わざわざ面倒なものはこっちが嫌です